活動報告 活動報告

活動報告

  • 2012.04.24
  • 関の考え方
  • 日本経済 復活の切り札 神戸

  • 税や社会保障、課題山積みの中、私が非常に懸念している大きな問題が別に存在している。それは、日本の国際競争力の低下だ。

    先日、私の地元、神戸の須磨区のある私立高校での話。校長先生に挨拶に行った。レベルの高い高校だ。留学生が20人ほどいる。
    フィリピンからだ。驚いたことに彼らは日本の授業より3年進んでいる。
    理由はこうらしい。遠因は韓国。輸出依存度の高い韓国経済(54.8%、日本は17.4%)を支えるべく、英語を学ぶ優秀な韓国学生が、近くて安いフィリピンに留学。共に学ぶフィリピン学生のレベルが上がった。

    あまり表には出ないが、今後大きく影響を与えそうな「うねり」のようなものを感じる。世界は眠っていない。常に全力で前に走っている。

    今、日本の国際競争力は世界第27位(IMD発表)。20年前は第1位。一人あたりのGDPは日本は世界第23位。第3位からの後退だ。

    世界GDPのシェアでは日本は8.9%。20年前は世界の14.3%も占めていた。(IMF発表)。何たることか。

    先日、日本の家電メーカーの元役員と懇談する機会を頂いた。家電メーカーは今、各社数千億円の赤字決算。元役員の話はこうだ。

    バブル崩壊後、経営状況が非常に厳しくなり、会社として人員削減を大幅に行わざるを得なかった。問題はここからだ。会社を去った人たち。自らの技術を手に、アジアの近隣諸国の家電メーカーに再就職。言わずと知れた日本の最高技術の伝播が起こった。

    元役員はこう言った。「当初から技術の伝播は予想していた。しかし、こうしなければ、以前の不況を乗り越えることが出来なかった。我々は更なる新しい技術の開発を常に続けなければ生き残れない。」

    急速に発展する世界。激烈な競争で相対的に日本の地位が後退する。

    この競争社会を生き抜くことに、国内の一致団結は不可避だ。

    国際競争力ナンバー1のシンガポール。斬新な国家政策を採っている。
    サイエンスやネイチャーなど、世界最高峰の科学雑誌に一定回数論文が掲載された世界の最優秀科学者を自国に招聘している。
    その科学者の生活費と研究費を全額、国家が負担する。世界の知恵を一手に自国に招聘して国際競争力を高め、世界に打ち勝つ構えだ。
    そこから生まれる富の独占を図る戦略。何と斬新なことか。

    日本はどうするか・・・・・・選択と集中、そして実行である。

    日本は、世界的に脅威と思われる多くのものを今も実は持っている。
    その最先端が、我々神戸のスーパーコンピューター「京」である。
    世界競争力第1位。ナノサイエンス、ライフサイエンス、環境、ものづくり、物理など、計算科学分野に通じる「京」の開発に選択と集中を行い、国際競争力を最大限高めて世界に打ち勝つ。

    地元神戸から世界に打ち勝つ日本を創る。私の夢である。

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