- 2011.06.24
- 政治・議会
激動する政党の支持率
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6年前の総選挙で自民党が大勝、民主党が大敗。
2年前の総選挙で自民党が大敗、民主党が大勝。アメリカの国会議員の友人に聞くと、このような状況が不思議らしい。
このような状況は、アメリカでは決して起こらないからだという。少々の議席の移動で、共和党と民主党の間で政権交代はある。
しかし、「大」という勝・負の差が都度起こるようなことは無いのだという。それは、国民が各政党の基本理念の相違点を、確りと認識しているからだ
という。これは、アメリカだけではないであろう。実現可能な経済マニュフェストでは、政策に大きな差は無い。何故なら、
使える財源が限られている中、新しい大きな項目は作りにくいからだ。では、政党の違いのうちで最も大切な部分は何かというと、それは、
「外交、防衛、教育」という国家の根幹部分である「理念」なのだ。先日、普天間基地移設で日米関係にヒビが入ったが、日米同盟を柱とする
日本の外交・防衛についての、自民党の考え方と民主党の考え方の違い。国旗の日の丸、国歌の君が代への考え方において、、自民党と民主党の
考え方の違い、等等。アメリカは、国の成り立ちからして、このような「国」に対する国民の意識が
非常に敏感である。そこで、外交・防衛。教育に考え方が非常に明確だ。一方、日本は陸続きの他国も無く、緊張感を持つことなく、長い歴史を
過ごして来た。他国からの、血の滲む様な圧制を経験せずに来た。したがって、政治に対する意識は、世界的に見ても非常に気薄であるのだろう。
また、為政者も余りにも酷い圧制をしなかったからであろう。幸福であったのだ。しかし、これからは、そうは行かないだろう。
世界はこれから、食料、水、エネルギーが枯渇する。人口爆発と世界の
情報・技術の共有化で、益々、競争が激しくなる。のんびりとしていては、今までのような生活レベルは保てない。世界との競争に
勝つ、日本に作り変えてゆかねば成らない。否が応でも今以上の競争が発生し、
勝って行かねば成らない。もし、そのような方向を取らないのであれば、生活水準は下がり、それでも満足を
感じるような、新しい価値基準を考え出す必要があるだろう。私は、今の生活水準を守りたい。日本の国土も領土も守りたい。
そのための、競争を勝ち抜く日本を作りたい。そのために、政治はどうあるべきか。そこに初めて、「外交・防衛・教育」などの
国家の根幹部分を支える理念が考え出されるである。読者の皆様の、外交・防衛・教育に対する理念はどのようなものでしょうか。
政策運営の実態にのみ、今、政党支持・不支持の意思表明がなされているようです。